最初は本当に大っ嫌いで、最悪な奴だと思ってた。


もう顔も見たくないと、そんな事を感じさせるくらいとんでもない奴だと思ってた。


だけど神様はどこまでもイタズラ好きで、もう関わりたくないと願っていたヤツを。


どこまでも自由奔放で、傍若無人で、悔しいくらい整った容姿を持つヤツを。


あたしと出会わせ、その存在を大きくさせた。


いつの間にか、なくてはならない存在へとなっていた。