どこまでも自由なこの男には、常識が通用しない。 いつも常識はずれな蓮の思考回路に、今まであたしは何回悩まされただろう? 初対面だったあたしに、「普通お礼は三回聞くもんだろ?」 …と、なんとも意味不明な論理を述べてくれた彼は、今日も変わらずここに健在する。 そして、もうすっかりそんな事を忘れていたあたしに最後のお礼を言って来た蓮は、 「拒否権はねぇからな」 何とも楽しそうに、悪魔の笑みをあたしに向けた。