それにお母さんが気付いてない辺り、蓮はかなりの上級者と見た。 …それでも、あたしは今日の恩を、蓮への感謝を忘れないと思う。 蓮が強引にでもあたしを連れ出していなかったら、きっとあたし達親子はあのままだった。 「お母さん、また冬休みに来るからね。学校や寮での事も、たまにメールするし…」 「うん、気をつけてね」 …ちょっと悔しいけど、本当に蓮には感謝だ。