しばらく黙るあたしの中で、色んな感情が格闘する。 やっと覚悟が決まった後、顔を上げたら蓮があたしを見てて、 「…行く」 静かに呟いたあたしの手を、ギュッと引っ張る蓮に立たされた。 …もう、覚悟決めるしかない。 「ここが…あたしの家」 久しぶりに見た我が家は何も変わっていなくて、少しだけ安心した。 だけど同時に、お母さんが一人でこの家にいるんだと考えたら、胸が痛くなった。