――――――――――…☆ 「や、やっぱり無理かも…」 少し前まで見ていた景色や家の並びが、あたしの目の前に広がる。 数カ月しか経っていないのに凄く懐かしく思えた。 閑静な住宅街の一角で、足を止め、しゃかんだあたしに… 「ここまで来て諦めるのか?」 試すかのように、蓮の声が降ってくる。 あの時繋いだ手は今も繋がったままで、あたしの手は少し汗ばんでいた。