俺様野郎とパシリなあたし






無茶苦茶だけど、不器用だけど、蓮は誰よりも優しくて…


この手が、いつも困ったときに引っ張ってくれるこの大きな手が、あたしを救った。


無理矢理でも、光りへと導いてくれるのは、蓮の温かい手。


家に向かう途中、何度も足を止めたあたし。


だけどそれでも、何度も足を進めたのは、蓮の大きな背中に安心したから。


もう逃げちゃいけないんだと、ショーウインドーに映る自分を見て思ったから。