俺様野郎とパシリなあたし







あたしの事、好き?


そう聞こうとして、お父さんの方に振り向いたあたしの口は開いたまま。


そこから、言葉を繋ごうとはしなかった。


いや、正確には繋げなかった。


いつもと変わりなく運転を続けるお父さんの先に、あたしの目が捕らえた二台のバイク。


…そして、突如襲った眩しいくらいの光。


激しくブレーキをかける音に、一瞬世界が真っ白になって。


その瞬間、全てを悟った。