俺様野郎とパシリなあたし







静かに進む車の中、声を押し殺して泣いた。


それをお父さんは気付いてたんだろうけど、気付いてないふりをしてた。


それが、お父さんの優しさなんだとも思った。


明日からまた頑張ろうって、胸にそんな気持ち抱えて。


やっと、あたしも前に進めるんだと思ってた。


けど、神様はどこまでも悪戯好きで意地悪だった。


一本の光が見えて、また幸せになるはずだった日々は、あたしの目の前で無惨にも崩壊した。