「あーぁ、お母さんにまた怒られる」 窓の外に目をやって、静かに呟く。 流れていく景色の中にあるネオンが綺麗で、余計にそれがあたしの心を孤独にさせる。 ため息を出しそうなあたしの頭に温かい手が乗って、 「そん時は、父さんも一緒に怒られてやる」 静かに、耳に届いた。 あたしは外の景色に目を向けたままで、表情なんかは見えないけれど。 きっと、その表情は優しいものだと思った。