俺様野郎とパシリなあたし







祝日の今日、お父さんは会社が休みで、一日中家で寝ていた。


なのに、今からどこか行くんだろうか?


「あたし、塾だから…」


一言だけ残すと、お父さんの横を通り過ぎて自転車へと近づく。


だけど、そんなあたしの動きを止めたのは、


「寂しい事言うなよな〜」


お父さんの、何とも明るい声だった。


正直、そのお父さんの声も今のあたしには欝陶しくて。


もうこれ以上構うなって意味を込めて睨んでやった。