「言われたって、母親にか?」 冷静に聞いてくる蓮は、何かをもう感じ取っているようで。 あたしは、静かに頷いた。 いつの間にか消えていたテレビにも、気付かないくらいに心が震えてる。 寂しいって訴えている。 また涙が目に溜まり始め、歪んだ視界で蓮の姿を捕らえると… 「あんたなんか、いなかったら良かったのにって……お母さんが言った」 震える声でそう言った。