俺様野郎とパシリなあたし







「蓮…」


その声で、もう何度あたしを呼んだんだろう。


多分、あたしを追ってここまで来たんだと思うけど…


ごめん、蓮。


今はそっちに戻れない。


あたしは視線を横にいた彼女へと移す。


「な、なんで来るのよ!」


彼女は相変わらずの態度で、フェンスを掴みながらあたしを睨む。


「あなたは、死ぬって事が、どんなことか分かってない」


…だからそうやって、簡単に口にできるんだ。