俺様野郎とパシリなあたし







「…ちょっとごめん」


野次馬の生徒を掻き分け、段々と目に映るのはフェンス越しの女子生徒。


先生達が必死で説得する姿も見えた。


…ありえない。


そう思いながら、野次馬の先頭へと来たあたし。


だけど歩みを止める事はなく、どんどんと距離を近づけていく。


「こら、これ以上は…」


あたしに気付いた先生が、手を前に出して止めようとする。


だけど、無言で先生を睨み付けたあたしは、歩くのをやめなかった。