気がつけばもう昼休みで、購買のおばさんが、生徒にパンを売りさばいていた。 どうやらあたしがトリップしている最中に、チャイムが鳴ってしまったらしい。 「まだ寝てんのかよ…」 そう呟く蓮にムッとして、目を大きく開きながら言ってやった。 「起きてる!」 だけど何故か蓮は“やれやれ…”と、呆れ顔で。 何だかそんな余裕のある蓮に、悔しくなった。