俺様野郎とパシリなあたし







「重い…つーか明菜太った?」


「あーそうそう、最近体重が……って、バカ!」


冗談にならないその言葉に、蓮の頬を摘んで引っ張る。


「いーっつつつ!」


太ったわよ、悪かったわね!


そんな感情を込めながら、蓮の頬を引く。


「痛い」と連呼する蓮は、あたしの両腕を掴んだ。


「ぎゃ…」


途端に支えてた手が無くなって、お尻からズルッと落ちそうになる。