俺様野郎とパシリなあたし







「あーちゃん?」


不意に横から声が聞こえた。


こんな呼び方をするのはハル君と、そして…優悟しかいない。


もちろんと言うように、あたしを呼んだのは優悟だった。


だけど、なぜか優悟の声は心配そうで…


「なんで泣いてんの…?」


「え…?」


優悟の言葉に首を傾げた。


慌ててお箸を置いて、頬に手をやる。


すると、いつの間にかあたしの目から落ちていた雫が、頬を濡らしていた。