「ほら、なに突っ立ってんだよ。こっちこい」 蓮に呼ばれ、視線をずらす。 見ると、蓮がポンポンと自分の隣にある椅子を叩いていた。 「あ、稚恵さん。ご飯とかお風呂とか…いきなり来たのに、良くしてもらって、ありがとうございます」 言葉に詰まりそうになりながら、軽く頭を下げた。 ぱっと顔をあげたあたしの目に映ったのは、優しく笑う稚恵さん。 それを確認し、少しホッとしたあたしは、蓮の隣の席へと着いた。