「明菜、のんも風呂一緒に入んだってよ」


それは、あたしがよく知ってる…この家の長男の声。


「わ、分かった!まだ開けないでね!」


裸のこともあり急いでそう返事する。


「あきちゃん〜!」


「のんちゃん、とりあえず先にお風呂にいるからね!」


すっかり気に入られてしまった様子のあたしは、少し笑ってドアを見た。