だけど… ―――グイッ いきなり体を持ち上げられて、一瞬世界が一回転したような感覚に襲われた。 「やばい!電車出ちまう!」 …え!?…えぇ!? 声を出す暇もなく、あっさりと優悟に担ぎあげられて… 「ちょ…きゃあっ!」 今にも閉まってしまいそうなドアの隙間を、間一髪で抜け出した。 …な、なんて無茶な事をする男なの?