その後、言葉が交わされる事なく、少しの間息を整えていると… 「早くしねぇと、お袋がうるせんだよ…」 蓮の声が、沈黙を破った。 その言葉に視線をずらすと、立ち上がった蓮が、また部屋を物色しようとしている。 「ち、ちょーっと待ったあ!」 すかさずあたしも立ち上がり、蓮の行く手を阻む。 眉を寄せた蓮に、あたしも眉を歪ませると、思い切って聞いてみた。