俺様野郎とパシリなあたし







…ありえない


肩で息をしながら、タンスが開いていないか確認する。


「ふぅ…」


しっかりと閉まった引き出しを見て、真っ赤だった顔が、段々と戻っていった。


「俺はハゲてねぇ!ちなみにハゲる予定もねぇっつの!」


「うるさい!ハゲハゲハゲハゲ…」


髪を引っ張りながら訴える蓮に、これでもかってくらい連呼してやった。


と、同時に胸を撫で下ろした。