俺様野郎とパシリなあたし







……ゔっ!


振り返らなくても、背中に鋭い視線が向けられているのが分かる。


「ごめんなさい…」


蚊の泣くような声で、あたしは小さく呟いた。


そう、あたしの手の中では、問題のTシャツがずぶ濡れになっているのだ。


もちろん、蓮の服。


「ったく、明菜のバカさ加減には呆れちまうな!ガハハッ」


裸の俺様状態の蓮が、下品に笑う。