「な、何のために…?」


「さぁ?」


…って、んな人任せな!


あたしの髪を丁寧にブローしてくれるのは良いんだけど、肝心なことはまるで興味がない様子。


「まぁ、面白そうだし行ってみようよ」


「う…ん」


曖昧に答えてみたけれど、正直そんなに乗り気ではなかった。


だって、何だか嫌な予感がするんだもん。


…そして、そのあたしの嫌な予感は、見事的中してしまうのだった。