「ぎゃっ!何すんのよぉ」 片目を開きながら、ちいちゃんに文句を言った。 ドライヤーの暖かい風が、あたしの髪をすり抜ける。 「あんたほど厄介な鈍感人間は、聞いたことがないよ」 少し呆れたように笑うちいちゃん。 あたしは、ちいちゃんの言った言葉の意味が、イマイチ分からなかった。 「まあいいや」 …なんだ、それ。 適当なのか、まじめなのか、ちいちゃんって本当に分からない。