「はーい。明菜ちゃーん★」


―…編入生がやってきました。


目が痛くなりそうなくらい、明るい金色ヘアー。


耳には数々のシルバーピアスが光っていて。


まさにその姿は、街中のコンビニ前にいそうなヤンキー。


そうです。


彼はヤンキーなのです。


唖然と立ち尽くしているあたしは、教室中の視線を集めたままだった。