片手であたしの肩を引き寄せて、ポスッと頭が胸に埋まる。 ――なっ…な!? 真っ赤になりそうな顔を、抑えるので必死だった。 そんな時、耳に響いた心地良い、ちょっとハスキーな声。 「明菜は俺専属のパシリだ。お前がパシるなんて、100万年早ぇんだよ」 蓮の声を耳元で聞いたらやっぱり駄目だと、再実感した。 聞き慣れた俺様発言でさえも、良い台詞に聞こえてしまうくらいだ。 危険すぎる。