「お前、どんだけたまご食ってんだよ」 「いいじゃんか、好きなんだもん。特に黄身がね」 食べかけのたまごを蓮に突き出しながら、黄身を指差す。 蓮は首を傾げながら「たまご聖人か」と、あたしの頭を小突いた。 やっぱり蓮にはたまごの魅力なんて分かんないよ。 と、あたしが“あーん”と口を開けた…その時だった。