俺様野郎とパシリなあたし







「加山くんは、何人いるの?好きな人」


まだ驚いている加山くんに聞くと、彼は手を前にして振った。


「そ、そそそんなの!一人だけに決まってるじゃんかっ…」


…すごい挙動不審。


ツッコミたくなるほどに、加山くんの動きは面白い。


「え、一人しかいないの?」


寂しい人だなぁ…友達いないのかなぁ?


ううん、加山くんは人気者だし、そんなはずないよね。


「ふ、普通一人でしょ!?」


頭で色々考えていたあたしに、加山くんの声は届いて無かった。