「そのティアラって、もしかしてミスコン?」 あたしの肩を抱き、顔を近づけてくる。 どうやらこの人達、死にたいみたいです。 「そうやって、崩して着たセーラーって、なんかエロいよね」 「ふははっ……ざけんなよ」 ――ボコッ! 鈍い音がその場に広がる。 あたしが通りすぎたその道には、男子生徒の屍が広がっていた。