「あんた何なのあれっ!」 戻って来た蓮を、いち早く取っ捕まえたちいちゃん。 「だって、あんなの俺じゃねぇだろ」 「「「はぁ?」」」 当たり前のように言った蓮に、あたし達三人の声が揃う。 この子…大丈夫? 「蓮、あんたは今王子様なの。だから紳士な口調でいなきゃダメじゃん」 「は!?でもあんなん俺のキャラじゃねーだろ」 きっぱりと言った蓮。 そんな蓮の姿に、色んな意味でツッコミたくなった。