あたしが台詞を忘れるというハプニングが起きてから… なぜか蓮は台詞を言う口調が違う。 なんと言うか… 紳士なはずの王子が、いつもの蓮の俺様キャラになってしまっているのだ。 「ありえない…」 あたしが呟く。 横にいたトモとちいちゃんが、同感だと言うように頷いた。 照明が消えて、蓮がダルそうに戻ってくる。