「それに言っておくけど、あたしには、水沢明奈って言う名前がちゃーんとあるんだから。」 腕を組んで言うあたしに。 「へぇ〜?」 蓮は頬杖をつく。 「な…なによ…?」 何やら考えているらしい蓮。 なにかとんでもない事を考えていそうで。 思わず体が警戒体制。 「なんか、キャバ嬢みてぇ…」 「何が…?」 「名前。」 「名前…?」 「うん。カタカナでアキナにしたら、どっかのキャバ嬢みたい。」