「ねぇ、明菜と蓮の机って毎日プレゼントで埋もれてるよね」


「え?」


ある日の朝。


机から色とりどりにラッピングされた箱を取り出して、ごみ袋に詰めるあたし。


もう見慣れたこの光景を、頬杖をつきながら見ていた智唯[チイ]が言った。


あ、智唯は高校生になって仲良くなったあたしの友達。


通称、ちいちゃん