「あたし、女の子なんだよ?」 「へぇ〜初耳」 「なによ、こーんなに乙女じゃんかっ!……って、あ!こら蓮!どこ行くのよ!?」 あたしをベンチに残したまま、蓮は離れて行く。 ちょっとどこ行く気!? あたし歩けないんだけど! 「ちょっと待っとけ、動くんじゃねえよ?いいな?」 振り向いた蓮は、あたしを指さすと、そのまま人込みに紛れていってしまった。