スーラ: モモちゃん今日は遅くまでやる気満々?w

フトモモ天使: はい!って言いたいところなんですが……



やる気満々でログインしたはいいけど、頭はおもったよりもすっきりしていないようで。
機敏な動きとか出来そうにないんだよね、実は。



スーラ: ?

フトモモ天使: 今日はお酒飲んじゃって、ちょっとボーっとしてるっていうか

スーラ: ちょっと飲んでボーっとするとか、ジュンなんてどうすんの?w

フトモモ天使: アハハ そうですよね~ 

jun: なんだよ、俺が大酒飲みみたいに言うなよ

スーラ: 違うの?

jun: 確かにいつも飲んでるけどな

フトモモ天使: いいなぁ~ 私も飲めるようになりたいです!

スーラ: まぁ、あれだよ、女の子は飲めないほうが可愛いって^^



女の子は。
ってことは、私が女子って気づいてるのか。
まぁ私って自分の事いうし、しゃべり口調でチャット打ち込むから。
当然と言えば当然か。



フトモモ天使: かわいいって言われる年齢はもう過ぎてると思うんですけどね^^;

スーラ: ま、でも彼女とは一緒に飲めたら楽しいけどね^^

フトモモ天使: そんなもんなんですか?

スーラ: まぁそりゃね~。その後の展開も持ち込みやすくなるし

jun: スー、そのへんでやめとけよ?

スーラ: あ、ジュンに怒られたw けど、ジュンだって彼女とは一緒に飲めたほうがいいだろ?

jun: 別に どっちでも

スーラ: へーそうなんだ あぁわかったお前モテるからそんなこと言えんだよな



なんかそんな話には入っていけなくて。
ぼんやりとチャット画面を見ていると、


~ピロン♪~


『スーが絡んでゴメン』

『いえ、あの気にしてませんから^^』


あ、ジュンさん気にしてくれたんだ。
ちょっと嬉しい。
けど今は、スーラさんのいった一言の方が気になった。

そっか。
ジュンさんだって彼女、いるかもしれないんだよね?

顔の見えないジュンさん。
その画面の向こうの彼にも生活があるわけだし、彼女だって。
もしかしたら奥さんや子供だっているかもしれないんだ。