彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)

次の日、起きたらすでにお昼近く。
昨日お風呂から出たのは確か1時過ぎ。
それからもちろんそのまま寝れるわけもなく……
意識を落とす前に聴いたのは鳥の声だったかもしれない。


「モモ、起きた?」

「…ぁ、…はよぅ…ざぃま…」


う、なんか声がかすれてうまく出せない。
なんで?
チュっと音を立ててまぶたに落とされた唇。


「おなかすいた?」


Tシャツに短パン姿の主任に上から見下ろされてる。
また声がかすれて出ないだろうから頷いて見せた。


「……俺はそのままでもいいけど、」


主任の目線は顔よりも下の方、不思議に思ってみれば、何も身につけてない自分の体。
近くのタオルケットを引き寄せて隠すけど、もう遅い?

そのまま慌てて起き上がろうとしたけど……


「…ぃたぁ」


何これ。
内腿のあたりが筋肉痛。そして腰もすごい痛いし……
困ってたら手を貸してくれて主任が起こしてくれた。

「ごめん、無理させすぎた」って、言うけど全然ゴメンって顔してない。


「ゆっくりでいいから着替えてリビングおいで」


それだけ言って主任は去っていった。

リビングのほうからコーヒーのいい匂いが漂ってくる。
朔也さんに教えてもらった朝御飯本日出番なし。

ベッドの側に運ばれていた大きなカバン。手を伸ばせば起き上がらなくても届きそう。
中からルームウエアを出して、痛む腰を押さえつつ着替えをすませた。
ヨロヨロとリビングに行くと、手渡された水を飲みやっと声が出た。