彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)

東京駅に着き、改札に向かう。
朔也さんから住所を教えてもらって、さらにそこに行くまでの電車も教えてもらった。
駅からはナビで向かうつもりで準備してたから頑張って到着しないと。
そんなことを考えながら改札を抜けたら、目の前にいるはずのない人。


「え?なんで?」

「お疲れ」

「え、あ、おつかれ、さまです」

「朔也から無理やり聞きだしました」


主任が無理やりって言ったのは、朔也さんが悪者にならないように。
ほんとは心配した朔也さんが主任に連絡してくれたのかもしれないけど。

主任はすぐに私の持っていた大きなカバンを取り上げると、


「モモ、何泊するつもりですか?」

「え?あの……」


金曜から日曜まで。って言おうとして、何も言ってないのにそんなの図々しいよね。


「うちはずっといてくれてもいいんですよ?」

「いえ、あのっ、月曜には帰ります」

「嘘です。じゃ、帰りますよ」


そう言っていつものように私の右手を取り繋いでくれた。
久しぶりにその手を繋がれて、やっぱりドキドキしてでも嬉しくてぎゅって握り締めた。


「モモ、出来たらそういうかわいいコトは家でしてくれると嬉しいんですが」

「へ?」

「ここじゃ、色々できませんからね」


ちょ。主任のスイッチどこで入れちゃったんだろ。
エロ主任が早くも現れてるけど3泊4日持つのかな?


電車をいくつか乗り換え主任の家に到着。
地元同様立派なマンション。
しかもセキュリティも万全といった感じ。


「モモのも準備してありますけど、今度は泣かないで下さいね」

「え?あの。」

「鍵が3つになりますね」


ここの家の鍵も、渡してくれるの?
遠いから簡単にはこれないのに。
それでも、鍵渡してくれるんだ。