年が明けてからは彼女を営業に同行させることはしなくなった。
一度は縮めた距離を、少しずつ遠ざけるために。
一月はあっという間にすぎ、そして二月。
それなのに……、
もう一度、彼女を見る。
あいかわらず幸せそうな寝顔だ。
彼女から離れようなんて事、良く考えられたよな……
ゲーム内でバレンタインイベントがはじまった。
しかも男女ペアでするという。
ギルド内で仲の良いメンバーでペアを組ませ、効率よくレベル上げをしようというギルマスの判断で俺はモモとペアを組むことになった。
モモのレベル上げをするのは苦じゃない。むしろ嬉しい。
俺はリアルでは遠ざけたいはずの彼女にjunとして近づいていった。
プライベートの携帯のメアドまで教えて。
仕事は忙しかった。
あと三カ月だから引き継ぎと本社からうけている仕事を同時進行でしていた。
それでもモモと一緒にレベル上げをする時間だけは確保した。
たとえそれが終わった後に家でまた仕事をすることになっても。
イベントは十四日まで。そして最終日。
直行直帰で仕事をすませれば早く帰れると思いその日はその予定で動いていた。
だから彼女から「今日中にどうしても見てもらいたいものがある」そんなメールをプライベートなアドレスにもらった時、その真意について考えた。が、仕事の携帯ではなくプライベートのほう。考えてもわからず、彼女に電話をした。
だが、様子がおかしい、大した書類じゃなかったとか今日じゃなくてもとか、なんとも不思議な回答。
埒が明かないのでとりあえず切り、仕事を終えた後で彼女にメールをした。
駅前のコーヒーショップで待ち合わせをしてからjunとしてモモにメールを入れる。
「お待ちしています」って自分も出かけるのに、その返事間違ってないか?
先に着いた俺はコーヒを片手に考える。
彼女は俺を呼び出し、ここで、何の話をしようとしているのか。
慌ててきた彼女が持っていた不自然すぎる紙袋に動揺を隠せず、俺は彼女の飲み物を頼むためにレジに向かっていた。
キャラメルマキアートを一口飲むと落ち着いたのか、彼女は仕事の話をし始めた。
彼女と仕事の話をするのは楽しい、だけどその話をするためにここに呼んだわけがない。
だが、それをわからないふりをして聞いていた。
そしていつまでもそうしていた気持ちを抑え、そろそろ帰ろうと店を出た。
一度は縮めた距離を、少しずつ遠ざけるために。
一月はあっという間にすぎ、そして二月。
それなのに……、
もう一度、彼女を見る。
あいかわらず幸せそうな寝顔だ。
彼女から離れようなんて事、良く考えられたよな……
ゲーム内でバレンタインイベントがはじまった。
しかも男女ペアでするという。
ギルド内で仲の良いメンバーでペアを組ませ、効率よくレベル上げをしようというギルマスの判断で俺はモモとペアを組むことになった。
モモのレベル上げをするのは苦じゃない。むしろ嬉しい。
俺はリアルでは遠ざけたいはずの彼女にjunとして近づいていった。
プライベートの携帯のメアドまで教えて。
仕事は忙しかった。
あと三カ月だから引き継ぎと本社からうけている仕事を同時進行でしていた。
それでもモモと一緒にレベル上げをする時間だけは確保した。
たとえそれが終わった後に家でまた仕事をすることになっても。
イベントは十四日まで。そして最終日。
直行直帰で仕事をすませれば早く帰れると思いその日はその予定で動いていた。
だから彼女から「今日中にどうしても見てもらいたいものがある」そんなメールをプライベートなアドレスにもらった時、その真意について考えた。が、仕事の携帯ではなくプライベートのほう。考えてもわからず、彼女に電話をした。
だが、様子がおかしい、大した書類じゃなかったとか今日じゃなくてもとか、なんとも不思議な回答。
埒が明かないのでとりあえず切り、仕事を終えた後で彼女にメールをした。
駅前のコーヒーショップで待ち合わせをしてからjunとしてモモにメールを入れる。
「お待ちしています」って自分も出かけるのに、その返事間違ってないか?
先に着いた俺はコーヒを片手に考える。
彼女は俺を呼び出し、ここで、何の話をしようとしているのか。
慌ててきた彼女が持っていた不自然すぎる紙袋に動揺を隠せず、俺は彼女の飲み物を頼むためにレジに向かっていた。
キャラメルマキアートを一口飲むと落ち着いたのか、彼女は仕事の話をし始めた。
彼女と仕事の話をするのは楽しい、だけどその話をするためにここに呼んだわけがない。
だが、それをわからないふりをして聞いていた。
そしていつまでもそうしていた気持ちを抑え、そろそろ帰ろうと店を出た。

