「わっ」


校門を出て、最初の曲がり角を曲がろうとした時、誰かが急に飛び出してきた。


「よっ、ゆめちゃん。
ちょっと話しない?」


なんだろう。


「用があるのなら、簡潔にここで言って。」


変なの。彼の話を聞こうとしてるなんて。


「あのさ、凪沙のことあんまり警戒しないであげて?
あいつ、あーみえて昔色々あって、友達あんまりいないんだ。
けど根はすげーいいやつなの。

だからさ、無理はしなくていいけど、でもちゃんと俺らと会話をしよう。」


「……」


「俺が言いたいことはそれだけ。
じゃーまた明日な!気をつけて帰れよ。」