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「……ねぇ!」


突然後ろからかけられた声。


「一緒に帰らない……?」


ボーイッシュな女の子。


……相澤凪沙さん。


「おいしい、クレープ屋さんが駅前にあるの。
少し遠回りになるけど、行かない?」


クレープ……


私はクレープが大好き。


だけど、誰かと二人で放課後寄り道するなんて……
ありえない。


「悪いけど、私は一人が好きなの。一人でいたいの。
だから、あなたも山内くんも私に話しかけないでほしい。」


彼女は泣きそうな顔をした。