「また1年よろしくな〜」
笑いを堪えながら意地悪く言う隼人に思いっ切り睨んだものの、現実は変わる事なく私は肩を落とした
「また、隼人と一緒のクラスかぁ〜…」
改めて張り出されているクラス票を見てみると
そこには太田千早と成宮隼人の名前が書かれている
ーーーー結局、また一緒かぁ……
隣でクラス票を見ていた隼人がフッと笑う
「何でそんなに嬉しそうなのよ?あ〜!!私とまた同じクラスなのがそんなに嬉しいんでしょ」
「ちげーよ、ばーか」
「あー、バカって言った!バカって言った方がバカなんだから!!」
「お前は小学生か!!ばーか」
「またバカって言ったな。確かに隼人の方がちょっと位…いや、少し……えっと、大分頭が良いとは思うけど………」
「何、自分で言って自分でヘコんでるんだよ」
面白そうに笑う隼人とブーたれてる私達は周りからの注目を一斉に浴びる事になった
