「澤田さん、ごめんね。私なんか庇ったせいで、怖い思いさせちゃって………」 「あっ………違うの。怖かったってのはホントだけど………私も太田さんに謝らなきゃって思ってて……………」 「私に?」 「うん。いつもバスケの練習後………一人で片付けさせちゃってたでしょ?………私、他の子達にいじめられるの怖くて太田さんの事手伝えなかったから………………だから、ごめん」 少し俯いて謝る澤田さんがホントは優しい人なんだって私は知ってる