「ようやく終わったか。よっぽど下手くそになってたんだな!」
「隼人?!」
そこに居たのは制服姿のままの隼人で意地悪く笑ってこっちを見ている
「随分、夢中に練習してんだもんな。お陰で腹減ったっつーの」
「待ってて………くれたの?」
「別に…他の族だのが来てないか確認してただけだっつーの。そんな事よりさっさと帰りの準備して帰るぞ!俺は腹が減った!」
ぶっきらぼうに言う隼人は、ホントは凄く優しくて、私が練習に満足するまで黙って待っててくれたんだと思う
「隼人………ありがと!」
「っつ?!………別にお礼言われる様な事なんてしてねーよ。」
そんな隼人の優しさが心に染みて明日も頑張ろう……と心に誓った
