「一緒にゲーム出来て楽しかったっ!
また一緒にしようねっ♪」
「あ…うん。じゃあ、おやすみ。」
「おやすみ、しおりん♪」
笑顔で手を振る琉海君に見送られながら、
私は部屋を出て自分の部屋へ入ると、
ふかふかのベッドに入る。
「はぁー…なんかどっと疲れた…。」
私はすーっと眠りについていた。
夢を見た。見慣れた施設の風景。
私は1人、隅のベンチで
ネコのぬいぐるみをきつく抱き締めている。
「リュウ兄…。」
どこにも行かないよ。1人にしないから。
そう言ってくれたのにリュウ兄は行ってしまった。
別れの一言も言わずに━━━…。
そんな悲しくて切ない思いが
胸いっぱいに広がる。
でも、リュウ兄が嘘つくわけない。
だから何か理由があったんだと思う。
私は、リュウ兄がなんで出て行ったのか、
なんで黙って行ってしまったのか、
直接リュウ兄に会って確かめたい。
だから、
ずっとリュウ兄の行方を探してる。
会いたいよ、リュウ兄……。


