「…ほんといい匂いするね。
舐めたくなる…━━。」
琉海君が私の首筋を舐めると、
吐息が首筋をくすぐる。
「ひゃっ…!」
「ふふ、可愛い。」
「や、やめて、琉海君…!」
腕を動かしてもびくともしない。
「そんなか弱い力じゃ逃げられないよ?」
「離してっ…!」
そう私が言った直後、
すっと力が弱まって手を離してくれた。
「…もっと一緒にいたいけど、
明日も仕事だし、しょうがないかぁ…。」
琉海君は私の手を引っ張って起こしてくれる。
それから琉海君は何事もなかったかのように
今日一番の笑顔で言った。


