その直後、
琉海君がひょこっと顔を覗かせた。
「わー!今日はしおりんが作ったのー!?
って、あれ?しおりん顔赤くない?
どうしたの?」
「えっ!?」
「ほんと。どうしたの、汐梨ちゃん。
何かあった?」
クスクスと笑顔で聞いてくる智悠さん。
誰のせいだと思ってるんですか〜!
「なんでもないよっ!
そ、そんなことより琉海君!
いっぱい作ったから沢山食べてね?」
「わーい!僕お腹すいたから沢山食べる!」
はぁ…とりあえず助かった……。
「琉海、荷物は自分の部屋に持ってって。
汐梨ちゃん、お皿だしてくれる?」
そう言う智悠さんは、
もういつもの王子様スマイルだった。
「は、はい…!」


