「あー、はいはい。どんな依頼ですかー?」



背の高い中年のその男の人は
頭をわしゃわしゃ掻きながらやってきた。



ワインレッドのボトムに黒色のシャツを着ていて、ダンティーな大人な男の人って印象。



「あれぇー?珍しく依頼が来たの?」



「次はどんな依頼なのかな?」



「次も俺の指名に決まってんだろ?」



部屋からはイケメン男子が出て来た。
優しそうな男の人と可愛い男の子、
偉そうな男の人の3人だ。



なにこれ、イケメン率高すぎなんですけど。
こんな所で仕事なんて心臓もつかな…。



「まだ聞いてないよ。それで、お嬢さん?
どんな依頼なのかな?」



「あっ、いえ、このチラシを見て…。」



私が手に持っていたチラシを見せると、
男の人は私を下から上に見た。