「え、えっと…。」



私か言い淀んでいると、琉海君が顔を覗き込んでくる。



「お願い…汐梨ちゃん。
僕、汐梨ちゃんにいて欲しいの…だめ?」



うっ……。
そんなウルウルな可愛い顔で
見つめてこないでよ~…。



「わ、分かりました…。
出来る限りのことはします。」



「わぁあい!ありがと、しおりんっ!」



し…しおりん…。
もうニックネームだし。



えーい!もうどうにでもなれ!



「東城さん、これ履歴書です。」



私はカバンから履歴書を出して東城さんに渡した。