「…おい」 後ろから声をかけられ振り向く。 街灯に照らされたやつがゆっくりこっちに歩いてくる。 「ーーが、勝手にどこ行ってんだよッッ」 そう言いながら拳が飛んできた。 もちろん、避けることは出来るが もう何もかも面倒だった。 ッッッッッ!! 鳩尾に入りそのまま倒れ込んだ。 「しばらく家に帰ってくんな、だと」 そう言って、俺を殴った男は楽しそうに笑いながら帰っていった。