ハルジオンが咲く頃に。【第2章まで更新中】



「…おい」



後ろから声をかけられ振り向く。



街灯に照らされたやつがゆっくりこっちに歩いてくる。




「ーーが、勝手にどこ行ってんだよッッ」



そう言いながら拳が飛んできた。



もちろん、避けることは出来るが



もう何もかも面倒だった。



ッッッッッ!!



鳩尾に入りそのまま倒れ込んだ。




「しばらく家に帰ってくんな、だと」



そう言って、俺を殴った男は楽しそうに笑いながら帰っていった。