家の場所を聞くと、最近建ったばかりのセキュリティ万全の高級マンションだった。 まぁ…そんなとこに住んでんなら大丈夫か…。 あいつを送り届けた時 「お前、さっきのところ二度と来るなよ。」 と言っておいた。 あいつも結構びびってたしもう来ることはないだろう。 あいつと別れた後、『お兄ちゃん』とのたわいも無い話を聞こえてきた。 そうだ。 あいつはこんな世界知る必要ない。 これ以上、傷ついてはいけない。 幸いにもあいつは気づいてなかった。 それでいい。 それでいいんだ。